仙台ソロワンマンライブの後、大学時代にとてもとてもお世話になった場所、Blues Bar HEAVENに行ってきました。
西山の大学時代は、フォークソング研究会(通称F研)でサークル活動に明け暮れた4年間でした。
F研とはいえ、フォークを歌う人は誰もおらず、新入生だった西山はそこで初めてBluesという音楽に出会います。
当時の2,3年生の代は主にロックやポップスバンドをやっている中で、何故か西山はそこをすっとばして(いや、2,3年の先輩方との思い出も多々あるけれど)Bluesをやっていた4年生の先輩方と仲良くなったのでした。
とりあえずやって慣れろだ、と、講義の空きコマの度にその時々にいる人達で繰り広げられる部室セッションとともに、よく通ったのがこのHEAVENでした。
ここでやっているのがブルースセッション。
行くと、初めて会うような人たちと即興でセッションが出来るのです。
時には知っている曲を、時にはキーとリズムだけ決めて。聴いた事もない曲を突然合わせる事もありました。
年齢層も広く、上は60代とかまで。もっとかなあ。
ともかく、最若年層の大学生西山はBluesのブの字も分からぬままここで大いにもまれたのでした。
セッションの難しさや音楽の楽しさを学んだ、西山のはじまりの場所です。
そのHEAVENが、間もなく店を閉めるのだそうです。
友人の齊藤ジョニーから29日に突然電話が来て、閉店の話を聞きました。
そのおかげで、久しぶりにセッションに参加出来て、お世話になった人達にちゃんと挨拶が出来ました。
何年も会っていない、連絡も取っていない位の仲間にも、当たり前のように再会出来ました。
思えば、ジョニーとの出会いもHEAVENだったな。
沢山の縁を繋いでくれたBlues Bar HEAVENに感謝します。
帰る場所がまたひとつなくなるのは寂しいけど、HEAVENはいつまでも西山の自慢の原点です。
大学時代は何がよくて何がかっこいいのかとか、考えたり、怖がったりしていたけれど。
何も考えずにその瞬間の音を楽しむ、という事が、今ようやく出来てきたのかなと思います。
あの頃を経ての今がある事を、嬉しく思います。
これからも、その気持ちを忘れずにいよう。